お役立ち情報7
健康マージャン 3
健康マージャンの基本(続・プレイ編)
以前の記事『健康マージャン 1』ではマージャンの牌や順番などについて、『健康マージャン 2』ではゲームの進め方についてお伝えしたので、ここでは簡単な『役』とゲームのあがり方についてざっくりとお伝えします。
■ シンプルに言うとマージャンは、牌山(ハイヤマ)から牌を1枚取って(ツモって)不要な牌を捨てる(切る)という作業を繰り返し、合計14枚の牌で『完成形』を作って一番先にあがれた人だけが点数を獲得できるゲームです。
■あがる為の『完成形』の基本は『4面子(メンツ)1雀頭(ジャントウ・アタマ)』で、ルール通りに揃えた3枚組の面子(メンツ)が4つと、完全に同じ牌2枚で作る雀頭(ジャントウ・アタマ)が1つ必要です。
■ 合計14枚の牌で完成形を作っても、実は『役』というものがないとあがることができません。
『役』があると得点が増えるので、多くあると有利です。
有効な『役』が1つでもあれば、あと1枚で『完成形』となる『聴牌(テンパイ)』という状態のときに下記の要領であがることができます。
① 他の人が自分の欲しい『あがり牌』を捨てたら「ロン」と宣言してあがる(ロンした牌には触れず、自分の手牌を全て倒して見せる)
② 自分の番で牌山(ハイヤマ)からツモって『あがり牌』がきたら「ツモ」と宣言してあがる(『あがり牌』は手牌に混ぜずに少し離して置き、自分の手牌を全て倒して見せる)
■まずは一番シンプルな『門前自模(メンゼンツモ)』という『役』をご紹介します。
マージャンには、自分が欲しい牌を他の人が捨てたら貰える『鳴き』という方法があり、『鳴き』で欲しい牌を貰うと目指している『完成形』が作りやすくなります。
この『鳴き』をせず、他の人から牌をまったく貰っていない状態で牌山(ハイヤマ)からひたすら牌をツモって『完成形』を作ると『門前自模(メンゼンツモ)』という『役』が与えられます。
なので、最後まで自力のみで『完成形』を作れば自動的に『門前自模(メンゼンツモ)』という『役』がついた状態になり「ツモ」と宣言してあがることができるのです。
■次に、初心者でも比較的ゲットしやすい『役牌(ヤクハイ)』という『役』をご紹介します。
『三元牌(サンゲンパイ)』という「白(ハク)・發(ハツ)・中(チュン)」のどれか一種類の牌で、完全に同じ牌3枚の組合せの刻子(コーツ)を作ると『 役牌(ヤクハイ)』という『役』になります。
他にも、対局が1巡目の「東場(トンバ)」なら「東」の牌で、2巡目の「南場(ナンバ)」なら「南」の牌で刻子(コーツ)を作っても、自分の席の『 自風(ジカゼ)』と同じ字牌(ツーハイ)で刻子(コーツ)を作っても『 役牌(ヤクハイ)』という『役』になります。
■『 立直(リーチ)』という『役』もご紹介します。
立直(リーチ)をするには以下の条件をクリアしている必要があります。
① あと1枚揃えば『完成形』ができ、あがることができる『 聴牌(テンパイ)』という状態であること
② 誰からも牌をもらっていない『 門前(メンゼン)』という状態であること
③ 立直(リーチ)の宣言をする際に出す1000点を自分の持ち点として持っていること
④ 牌山(ハイヤマ)に4枚以上の牌が残っていて、全員が最低1回ずつツモれる状態であること
■『 立直(リーチ)』の手順
① 「立直(リーチ)」と宣言する
② 不要な牌(捨て牌)を横向きにして捨てる
③ 1000点の点数棒を雀卓の中心に横向きに置く
④ 自分が欲しい『あがり牌』を誰かが捨てたら「ロン」と宣言してあがり、自分の番で牌山(ハイヤマ)からツモって『あがり牌』がきたら「ツモ」と宣言してあがる
■『 立直(リーチ)』のメリット
① 立直(リーチ)をすることで、あがる為に必要な『役』が1つもらえる
② 立直(リーチ)をしてあがると『ドラ』の下にある牌も『裏ドラ』というボーナスアイテムになる
③ 立直(リーチ)をしてから1巡以内に、条件を満たしてあがると『 一発(イッパツ)』という『役』もプラスされる
④ 立直(リーチ)して自分の番で牌山(ハイヤマ)からツモってあがると『 門前自模(メンゼンツモ)』という『役』もプラスされる
■『 立直(リーチ)』のデメリット
① 立直(リーチ)をした後はあがり手を変えられないので、決まった『あがり牌』がくるまではあがれない
② 自分があと一つ揃えばあがれる『聴牌(テンパイ)』の状態だと他の人に知られて警戒される
③ 立直(リーチ)を宣言して出した1000点はあがった人のものになるので、あがれないとその1000点を失う
④ 立直(リーチ)を宣言した後に自分が欲しい『あがり牌』を他の人が捨てたのに見逃してロンしないでしまうと、自分が欲しい『あがり牌』をまた誰かが捨てても、その対局ではロンしてあがることができない『 振聴(フリテン)』という状態になってしまう
※ ロンができなくても自分の番で牌山(ハイヤマ)からツモってあがることはできる
■『 振聴(フリテン)』
立直(リーチ)のデメリットの中で出てきた『 振聴(フリテン)』ですが、これはロンができなくなってしまう状態のことをいいます。
① 立直(リーチ)している人もしていない人も、ロンしたい『あがり牌』をその対局中に自分が捨てていた場合は、『あがり牌』をロンしてあがることはできない
つまり、自分が対局の途中で「三萬」の牌はいらないと判断して捨てていたなら、あと1枚揃えばあがれる『 聴牌(テンパイ)』のときに誰かが捨てた「三萬」をロンしてあがることはできない
② 立直(リーチ)をしていない人が、自分が欲しい『あがり牌』を誰かが捨てたのに見逃してロンしないでしまった場合、次の自分の番が過ぎるまでは一時的にロンできない
※ この辺は複雑なルールなのでまた後ほど詳しく説明しますが、ロンができない状態の『 振聴(フリテン)』になったとしても、自分の番で牌山(ハイヤマ)からツモって自力であがればいいだけです!
おおまかですが、このぐらい押さえておけば『健康マージャン』を楽しむことはできると思います。
あとは実際に経験して、あれこれ失敗しながら覚えるのもまた一つです。
誇らしげに宣言をしてあがるときの達成感は最高です。
次回は、他の人が捨てた牌をもらう『鳴き』の方法をお伝えします。
徐々にお伝えしていく様々な『役』も、知れば知るほど興味深くて面白くなると思いますので、皆様どうぞお楽しみに。
脳と心身が元気になる『健康マージャン』で、明るい笑顔の輪がどんどん広がったら嬉しいです (*^▽^*)